こんにちは!
本日のテーマは、仕事で役立つ!ビジネスに活かせる心理学【心理学で仕事の結果を変える】です。
ちょっとだけうさんくさいイメージもあるけど、仕事に役立つなら使ってみたい。。
心理学は人の行動パターンなどを統計的に数値化して分析する、ちゃんとした学問なので大丈夫です。
この記事では、仕事に使える効果的な心理学をご紹介します。
この記事ではこんな疑問にお答えします!
本記事の内容!
- 心理学ってそもそもどんな学問?
- 仕事で役立つ心理学を知りたい
- 仕事で心理学を使うと何が変わる?
本記事は下記のような人に読んで頂けたらと思います。
・心理学について興味がある
・仕事で心理学を活かして、生産性をあげたい
この記事は下記を目的としています。
- 仕事に役立つ「心理学」が分かる
- 心理学を使うことで「起こる変化」が分かる
本記事で説明していきます。
本記事の信頼性!
この記事を書いている僕はこんな経歴です!
- IT上場企業で、営業を約10年経験
- 心理学を4年専攻し、「心理士」の資格を取得
心理学は上手く使えば、仕事にも活かすことが出来ます。
世の中色んな心理学がありますが、実際に僕が仕事の現場で試して、本当に効果があったものだけご紹介します。
ここでは「経験に基づいたリアルな情報」を記載していきます。
心理学ってそもそもどんな学問?
心理学とは、人の心を科学的に追及する学問です。
日本心理学会では次の通り定めています。
心理学は、英語ではサイコロジー(Psychology) ですが、サイコは「心」をあらわし、ロジーは学問とか科学・法則を示します。ですので、心理学を「心の科学」ととらえるのが妥当ですが、では「心」とは何かと 考えると、とても深く広い問題になります。心のはたらきのあらわれとしての「行動」も心理学の対象となるし、意識することができない心の側面である無意識も心理学の対象となります。
引用:日本心理学会
あまりピンとこないですよね。笑
人の心そのものが不確かなものなので、言葉で定義づけることは難しいのが現状です。
僕は心理学を4年間勉強し、心理士の資格を取得しました。
そこで感じたことは、心理学とは人に対して働きかけをした時に、相手はどんな反応をするかを、統計を取って整合性を確認していく学問です。
例えば「プラシーボ効果」というものをご存じでしょうか?
良く聞く例だと、がんを患った患者に、がんの特効薬が出来ましたといって、片栗粉を飲んでもらうと、思い込みの力で本当にがんが治るといった例です。
ほとんどの人が「ありえないでしょ」と考えます。僕も「そんなことあるわけない。。」と思っていました。
でも実例としてあるんですよね。
例えば下記の例。
アメリカで電気ショックの実験を行った話があります。被験者を2つのグループに分けて、電気ショックの痛みを和らげる薬を投与する、という実験がありました。1つのグループには「1錠たった10セントの薬」と説明し、もう片方には「2ドル以上もする新薬」と説明しました。……が、実はどちらも偽薬だったのです。
結果として、「新薬」と説明されたグループの方が痛みの軽減効果が大きかったとされています。「高い薬の方が良く効く気がする」という感覚、みなさんにもあるのではないでしょうか?
この方法で治った患者数と、効果がなかった患者数を、統計にとり、いかに効果があるのかを検証して仮説をたてる。
当然脳の仕組みや医学的な理屈も紐づいてくるのですが、検証の上で効果が確認されたものが、心理学となっていくんですね。
仕事で役立つ心理学を知りたい
では早速見ていきましょう。
実際に色んな心理学を学びましたが、実際に仕事の現場で使ってみて、効果が実感できたものは下記です。
- 自己開示
- 単純接触の原理
- ピグマリオン効果
心理学を学んだことがある人は、何れも一度は勉強したことがある項目かと思います。
色々試したのですが、それなりに効果を実感できたのは上記3つでした。
ビジネスで使う心理学とは、お客さんや周りの人の自分への印象を、好印象となるよう誘導し、仕事を円滑にする手段です。
①自己開示
自己開示とは、名の通り、自分のプライベートの話を相手に伝える行為を指します。
なぜこの行為がビジネスにおいて有効かというと、下記2点が理由です。
- あなたの人間性を伝えることで、相手の不安を取り除く
- 相手との共通点が発することで、心理的距離を近づける
仕事でいうと、お客さんや協業先と打合せ前にする「雑談」のフェーズで実施する人が多いですね。
僕は元々喋ることが得意な方ではないのですが、実際にやってみたらそれなりの効果がありました。
僕の場合の自己開示は、だいたい趣味から入り下記フローですね。
自分から趣味などを話す⇒相手も同じ趣味を持っている⇒親近感が湧く
人によってはゴルフだったり、釣りだったり、野球、サッカー、何でも有りです。
お客さんも結局は人間なので、仕事の話よりも好きな話をしている方が心を開くんですよね。
「ビジネスで使う自己開示」には、「役割を外す」効果があります。
言い換えると「会社の担当」と「お客さん」といった役割を外し、「人」と「人」の関係性を作るための効果があります。
更に付け加えると別の心理学で、自分と似ている人に無意識に好印象を抱く「類似性の法則」というものがあります。
共通点を見つけることでダブルの効果が期待できます。
②単純接触の原理
単純接触効果とは、人は合う回数が多ければ多いほど、相手に親近感(=好意的な印象)を抱くというものです。
実際に僕が試したところ、対面が一番良いですが、電話のコミュニケーションでも一定の効果は得られました。
ただしメールなど文字ベースだと、効果が半減します。
単純接触効果は諸刃の剣でもあって、悪い印象を持たれている相手に対しては、より印象を悪くする効果があります。
そのため意図的に意識して単純接触効果を使うときは、相手から自分がどう見えてるかを正確にとらえておいてください。
③ピグマリオン効果
ピグマリオン効果とは、人に期待されることで、仕事の効果を高める効果のことです。
一般的に使われるケースは、上司が部下に対して大変期待しているということを示すことで、部下が期待に応えようとして、結果仕事の効果が高まります。
この心理学は基本上下関係のある間柄で利用されることが多いのですが、僕が試した限りでは上下関係以外の関係性でも効果がありました。
極端な話、同期や、お客さんに対しても通じます。
ただし注意点があり、「あなたとそれなりの人間関係が構築されていること」が条件です。
例えば僕はITの営業をしているのですが、「自己開示」と「単純接触の原理」で、とても良くしてくれるお客さんへ提案活動を実施していて、後はお客さんの上司を説得するだけというタイミングがありました。
そこにお客さんの組織体系上自分の介入が難しかったので、お客さんに対して「~さんなら絶対上手く説得できると思いますよ~」という話を、少し冗談を言えるような空気感の中で、気持ちはしっかり伝えました。
結果としてお客さんは上司の説得をすごく頑張ってくれて、大きな案件を受注することが出来ました。
ピグマリオン効果は応用が出来るんですね。
ぜひ使ってみてください。
仕事で心理学を使うとなにが変わる?
心理学を使うことで、「人からのあなたへの印象」がプラスに変わります。
心理学はあくまで自分や他人を対象にして、「人の傾向」を有効活用するスキルだからですね。
ビジネスにおける心理学では、あなたの印象が良くなることで、結果的に仕事でも優位に働くことに繋がります。
また本記事で紹介した心理学はスタンダードなものですが、それだけに影響力があり、実際に僕も職場で効果を感じたので、是非使ってみてください。
また最後に、簡単に読める心理学本を紹介します。
題名が少し誤解を与えますが、中身は理屈の通った正統な心理学です。
とても読みやすかったので、興味がある方はぜひ。
心理学は、あくまで100%使えるという都合の良いものではありません。
しかし統計として多くの人に効果があり、ビジネスに活かせることも事実です。
上手く利用することで、自分の印象を変えていきましょう。
仕事で役立つ!ビジネスに活かせる心理学【実際に使って効果あったもの】いかがでしたでしょうか?
自分のために、自分をしっかり管理してください。
本日はここまでです。
ではまた!